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第1回 令和6年度国際基幹教育院FD研修会 「AIツールを利用した授業運営法とAIを用いた不正行為への対策」を開催

 令和6年6月13日、第1回 令和6年度国際基幹教育院FD研修会 「AIツールを利用した授業運営法とAIを用いた不正行為への対策」を開催しました。当日は、対面18名、オンライン21名の計39名が参加しました。

 OpenAI社の開発したChatGPTの登場によりシンギュラリティ(技術的特異点)が現実味を帯びてきました。人工知能(AI)がもたらす恩恵は枚挙にいとまがないですが、同時にさまざまな弊害も存在します。教育現場において、その卑近な例が、授業運営上における学生によるAIを用いた不正行為です。今回は、AIツールを利用した授業運営法やAIを用いた不正行為に対してどう対策できるかについて、GS教育系の専任教員3名から、実際の事例に基づいた話題を提供していただきました。

 八柳祐一教授からは、「ChatGPT入門〜いまどきのAIでできることの紹介〜」と題し、生成AIの基本的な使い方とプロンプトの重要性についてお話しいただき、三橋了爾准教授から「生成AIの教育への活用と悪用の防止」について、AIを使った評価の公平性と不正防止策について実例を交えてご紹介いただきました。最後に、佐藤圭講師から「生成AIによる授業課題の不正 傾向と対策」について、最新のChatGPTの使用感と具体的な対策についてお話しいただきました。

 講演後、参加者を含めて意見交換が行われ、参加された先生が経験した事例や、最新のAIを活用した教育技術についてなど、活発なやり取りがなされました。