中国語学習の初級段階を終え、中級にさしかかると読書でも会話でも山ほど出て来るのが成語です。成語は中国語母語話者にとっても易しいものではなく、TPOを押さえて適切な成語を使いこなすのは至難の業。
では、外国人である我々は使えなくても良いのかというと、やはり使えた方が表現の幅はぐっと広がります。例えば「喜びにあふれたさま」を表す時、“满面春风”と言えたらカッコいいですし、中国人にもすぐに意味が通じます。それに、中国語の成語には我々日本人にとって、親しみやすいものも多いのです。“本末倒置”、“同病相怜”、“弱肉强食”、“一网打尽”などは、日本語として理解できるものですよね。
本書には四字成語が3363語収録されていますが、どれも現代中国語でよく使われるものばかりです。中級学習者の皆さん、この夏休みを利用して成語を学び、休暇明けには早速中国人の先生に成語を使って話しかけてみませんか。