ドイツ語を読む(鷲巣由美子著、三修社、2014年)
初級文法を終えたものの、ドイツ語の文章がなかなか読み進められないという学習者にお薦めの一冊です。本書はたんに文法事項の説明に終始するのではなく、ドイツ語の文章の読み方、テクストに対する接し方をはじめの一歩から手ほどきしてくれます。ドイツ語の文章は、難易度が段階的に構成されています。最初は平易に思えるドイツ語が配置されていますが、その解説文には読解のためのイロハが詰まっていますので、読み飛ばさずにしっかり読んでください。また学習者は、時刻表、ワインのラベルにはじまり新聞記事から小説まで多岐に渡るテクストを通じて、ドイツ語圏の文化情報も学べます。ぜひご一読ください。