1時間でハングルが読めるようになる本(チョ・ヒチョル著、Gakken)

韓国語の文字のことを「ハングル」と言います。「ハングル」は、1443年、当時の王様の世宗(セジョン)と学者たちによって創られました。ハングルができるまでは、漢字を使っていましたが、庶民にとっての漢字学習はとても難しいものでした。そのために、漢字より読み書きの簡単な文字を創ろうとしてできたのが「ハングル」なのです。

ハングルは、子音19個、母音21個、パッチム27個から構成されています。例えば、「엑소」は、2文字ですが、1文字目の「엑」は、「ㅇ〔無音〕」+「ㅔ〔e〕」+「ㄱ〔k〕」、2文字目の「소」は、「ㅅ〔s〕」+「ㅗ〔o〕」から構成されています。上記の「엑소」を「エクソ」と読みますが、文字を構成している子音、母音、パッチム其々には音価があり、その音価を暗記していれば、すべての文字を読むことが可能になるわけです。

本書は、映画やドラマに登場する文字や、韓国に旅行に行った時に出会う看板や標識、商品名などを掲載していて、楽しく文字を読む練習ができます。1時間で最後まで読める分量です。ぜひ、読んでみてくださいね。